時事問題解説 ~ スルガ銀行と「かぼちゃの馬車」って? ①問題背景
(田尻)あのスルガ銀行と「かぼちゃの馬車」っての問題、結局どういうこと?ニュース聞いててもよくわかんなかったよ。
(東)一時期シェアハウスってはやったよね。「上京すると家賃も物価も高いから、いっそ一緒に住んで家賃折半すればよくない?」って発想なんだけど、僕はやっぱり抵抗あるなぁ。
(田尻)そうだよね。でも女性だけなら安心できそうだし相互監視も効きそうだよね?男女でシェアしてる人もいるみたいだし、大きなトラブルの話も聞かないし、安く住めるなら利用してみようってひとも多そうだよ。
(東)そんな若い女性たちに目を付けたのが、シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ。前社長は「入居率9割!」を掲げて建設費用を出してくれる投資家を募ったのね。
(田尻)投資家?お金が有り余ってる人のこと?
(東)ちょっと違うかな。余裕があるから、というよりも儲けられそうだからお金出してあげるよ、って出資してくれる人のことだよ。中には銀行からお金をたくさん借りて、それを元手に収入を得て返済していく人も多いんだ。投資家の多くはスルガ銀行にお金を借りてハウスを建設していたみたいだね。
(田尻)へー、そんなこともできるんだ。でも、思ったより儲けられなくて返せなかったらどうなるの?
(東)まさにそこが大事なんだよ。今回の問題はスマートデイズと投資家と銀行、三者みんながみんなもくろみが甘かったから起きた悲劇ともいえる。この「かぼちゃの馬車」には実際には4割程度しか入居していなかったそうだよ。
(東)でも、それ以上にまずかったのが、銀行側のやり方なんだよ。
(田尻)そうなの?銀行ってちゃんとしてそうだけど、なにがまずかったのか気になる!
(東)それはつぎのお楽しみ。
次回へ続く!